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2018. 05. 18  
ローマ書を一節ずつ読んでみる。1:17を今日こそ終わりにしましょう。

ここには、「正しい者は信仰(ピスティス)によって生きる(新共同訳)」という、旧約ハバクク書2:4の御言葉が引用されています。

元来の文脈を確認しておきますと、ハバクク書というのは「神よ、どうしてですか?」と問いかける預言者の嘆きに、神がお答えになるという形で書かれています。

何を嘆いているかといえば、「正しい人=神に従う人」が、「悪しき者=神に逆らう者、高慢な者」にとり囲まれて苦しんでいる現実を嘆いています。

それに対する答えとして、「終末的破局がもたらされるから待っていなさい」と、そして、「悪しき者は滅ぶが、神に従う人はその忠実によって、破局に耐えて生き残る」と言うのが、ハバクク2:4の元来の意味です。


ここでの「忠実、誠実、不動の信頼、あるいは真心」というヘブライ語エムーナーが、ギリシャ語でピスティスになるのです。

これをどう訳すべきかは今は置いて、とりあえず「信仰」としておきます。

パウロが言っている「ピスティス=信仰」ということには、こういう含蓄があるということを覚えておきましょう。

ただ選民意識と伝統によりすがっていても仕方ない、救いにあずかるのは「真のピスティス」に生きる者だという主張があるのです。


以上、もろもろを踏まえて、17節の敷衍的な<私訳>です。

「この福音のうちに、神の義、すなわち罪にゆがんだ世界を回復しようとなさっておられる神の責任感が、はっきり現わされているのです。それは、徹頭徹尾、ひたむきな信仰において応答させていただく神の救いです。『神に従う人は、信仰によって生きる』と聖書に書かれているようにです。」


共に祈りましょう。

主よ、ひたむきな信仰にあこがれます。今日もどんな場面においても、あなたにまったく信頼し、あなたの御心を追い求め、真心をこめてあなたを愛し、出会う方々を愛し、自分自身を大切にして生きることができますように。お一人お一人の信仰の歩みを導いてください。

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