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2020. 02. 13  
創世記に記された原初史と呼ばれる1-12章。いうなれば歴史以前の歴史というような、太古の記憶がつづられています。

このはじまりの物語の中に、今日に至るまでの人間の根源的な問題がすべて表れてきます。

そして同時にここには、その人間に関わり続ける神の思いのすべても表れてきます。

ノアの箱舟の物語は、厳しい、恐るべき裁きの物語です。

しかし、説教を聞いた方の多くが、神の深遠な愛に改めて気づいたと伝えてくださったのが印象的でした。

「主は、地上に人の悪が増し、常に悪いことばかりを心に思い計っているのを御覧になって、地上に人を造ったことを後悔し、心を痛められた」とありました(創世記6:5)

この「痛む(アーザブ)」は、しばしば「苦しむ」と訳される語です。

創世記には、同じ言葉が大事なところで繰り返されます。特に大事なのは、3章16,17です。

人間に与えられた定めとしての、産みの苦しみ。労働の苦しみ。総じて、生きることの苦しみといっていいでしょう。

それは、人間が自らの責任によって引き寄せた、罪の悲惨です。

その罪の悲惨の苦しみは、人間の悪が増せば増すほどに、いよいよ大きく広がりました。それが私たちの世界です。

親と子が上手に愛し合えない家庭崩壊の「苦しみ」・・、資源を求めて奪いあいの戦争の「苦しみ」・・。

しかしここでは、その「苦しむ」と同じ言葉で、神が「心痛められた」と書いてあるのです。

人間の苦しみをご覧になって、神が苦しんでおられるのです。身をよじるほどに、苦しんでおられる。

人間の歴史が始まって以来、ずっと・・。すでにここには、十字架が立っています。

共に祈りましょう。

主よ、あなたの心を苦しめている、私たちを赦してください。あなたの思いも知らずに、自らの苦しみを嘆いてばかりしてきた私たちです。主よ、あなたはずっと、私以上に私のことを、苦しみ悩んできてくださったのですね・・。
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