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2017. 05. 19  
昨日の続きです。創世記10章の民族表を見ています。

ノアの三人の息子、セム、ハム、ヤフェトの子孫が世界に広がり、古代オリエントの民族を形成していくことになります。

聖書において関心の中心となっているのは、セムの子孫です。ここから、神の民イスラエルが生まれてきます。

しかし、最初に書かれるのはヤフェトのグループからです。中心から話し始めるのではなく、一番遠いほうから話し始めるのです。


ヤフェトのグループは、2-5節に書かれています。

古代オリエント世界の東、北、西の周辺に位置するカスピ海、コーカサス、小アジア、ギリシャ、イタリアの各地に居住し、主として、現在インド・ヨーロッパ語族と呼ばれている人々です。

よく知られているところでは、ヤワンというのは、今でいうギリシア人の総称でした。


ハムのグループは、6-21節に書かれています。

ここには、古代世界でよく知られていた大きな国の名があります。

クシュとはエチオピアです。古代の強国です。そこから勇士ニムロドが生まれ、シンアルの地、すなわちメソポタミアにあって、いわゆるシュメール文明の祖となって、バベル(バビロン)やニネベといった巨大都市を建てていきます。

ハムのグループは、イスラエルから見て、総じて宿敵です。

その代表格は、古代の超大国エジプトです。やがてイスラエルの人々を奴隷として用いて苦しめることになります。

また、宿敵カナンやペリシテ人(14節)も、ハムの子孫として名を連ねています。

ペリシテ人というのは、世界史を学んだ方はごぞんじでしょうが、「海の民」と呼ばれた海洋民族の中の一派です。

彼らは、現在「パレスチナ人」と呼ばれている人々です。「パレスチナ」とは「ペリシテ人の土地=フィリスティア」がなまったもので、ローマ時代からずっとそのように呼ばれていたのです。


今日は、世界史の授業みたいで、難しいなあと感じられたかもしれません。でも、神様はこういうリアルな世界史を導いておられるのだということを、改めて覚えていただければうれしいです。

共に祈りましょう。

主よ、私たち日本人は、この民族表に記録されていないような辺境の者でしたが、そこから選び出され、あなたを知る者としていただいたことの不思議を覚えています。歴史を導かれるあなたが、私たちの小さな思いをこえて、あなたの平和を実現してくださいますように。
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