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2019. 09. 06  
次の主日は、使徒言行録21:1-16を分かち合います。

ここには、「主イエスの名のためならば、私は死んでもかまわない」というパウロの決意が示されています(13節)。

思えばパウロという人は、「まだ神を知らない世界中の人々に、主イエスの名を伝えるために、イエス様によって選ばれた器」でありました(使徒9:15)。

そしてイエス様は、「わたしの名のためにどんなに苦しまなくてはならないか」を彼に示そうとおっしゃいました(同16節)。

そうして始められたパウロの新しい人生は、本当に迫害や拒絶に苦しみつづけ、いつでも「死にさらされている」ような日々でした。

しかし、そんなに苦しいのに、彼は決して「主イエスの名」を否もうとは思わなかったのですね。

それは、精神力の強さうんぬんの問題ではなくて、主イエスと出会ったことが、ただただありがたく、他にはもう何もいらないほど満たされていたということでしょう。


「主イエスの名のために」

この「~のために、~を守るために」という言葉は、ヒペルという前置詞です。

「主イエスの名のために」という用例はほとんどありません。多いのは「主イエスが、私たちのために・・・」という用例です。

「キリストがわたしたちのために御自身をささげられた(テトス2:14)」

「これはあなたがたのために与えられるわたしの体である(ルカ22:19)」

「わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは、羊のために命を捨てる(ヨハネ10:11)」

「キリストは、わたしたちのために(身代わりに)呪いとなって、わたしたちを律法の呪いから贖い出してくださいました(ガラテヤ3:13)」


イエス様は、「わたしの名のために死ね」と命じられる方ではありません。

むしろ「私たちのために」命を捨てて下さった方なのです。


共に祈りましょう。

主よ、パウロの心が救いの喜びで満たされていたように、私たちの心も満たしてください。そうして、地上のなにものにも縛られない、真の自由へと導いてください。
2019. 09. 03  
配信を再開させていただきます。待っていてくださる方がいらっしゃるのは本当にうれしいことです。

先の主日は、使徒言行録20:7-12より、エウティコ青年の生き返りの奇跡についての記事を分かち合いました。

居眠りして3階から落ちて死んでしまったというのが、なんとも印象的に記憶に残る記事です。

でも大事なのは、彼が生き返ったということです。それも、主日の礼拝の最中に生き返ったということが大事ですと、申し上げました。

ここにあるのは2000年前の原始教会の、主日礼拝の集会の様子です。

私たちと同じように、パンを裂いて分ち合い、説教者の熱い語りに耳を傾けて、罪の赦しと永遠の命の福音を味わっていたのです。

死人が生き返る。聖書の中には、何度もそういう奇跡が記されますが、それはいずれも終わりの日の復活と永遠の命の喜びの「お味見」のようなものです。

今、私たちの教会の主日礼拝では、死人が生き返ることは無いかもしれない。

でも、永遠の命の「お味見」をさせていただいているのは、同じです。

主日の礼拝がなされるところ、そこには必ず復活の主イエスが臨在なさって、わたしたちに命を注いでくださる、そのように私たちは信じます。

その主の手に触れていただいて、霊的に死んでいた者たちが息を吹き返す。

これもまた、今も変わらず、毎週起こっていることであります。


共に祈りましょう。

主よ、死んでいる者ではなく、永遠の命の喜びに生きる者として歩みたいと願います。この9月から始まる、それぞれの新しい歩みに、信仰と希望と愛を満たしてください。
2019. 07. 26  
昨日の続きで、特に使徒言行録13:10「主のまっすぐな道をゆがめようとする」という言葉に深まっていきましょう。

「ゆがめる、曲げる」という言葉は、直前の8節の「(信仰から)遠ざけようとする」というのと同じ語です。

また使徒言行録20:30では、「邪説を唱えて弟子たちを従わせようとする者」がきっと登場してくるから気をつけなさいと言われています。

「ゆがんだ教えを語って、弟子たちを自分の方に引っ張り込もうとする者」という言葉です。

こういう言葉に触れて思い出していたのは、アメリカでたくさんの若い人を集める教会で語られる、地上の幸福のメッセージです。

神を信じれば、富や名声が与えられる。与えられないのは、あなたの信仰が足りないから・・・。

こういう教えのどこに魅力があるのか、正直言って私にはさっぱり分かりませんが、たくさんの人が来るようです。

でも、これは「ゆがんだ教え」です。聖書に示されるキリストの道は、そういうものではない。


「まっすぐな道」、これは面白いのですが、使徒言行録9:11では、「直線通り」というストリートの名称として出て来ます。

それは、ダマスコの街を東から西へと貫く道であり、あのサウロの家があったところです。

サウロはそこで、三日間の闇の中を祈って過ごし、やがて回心し、大伝道者パウロに生まれ変わります。

キリストのもとへとまっすぐに向かって行く道は、そのようにして、悔い改めの苦しみを通るものでもあるのでしょう。

それは、大いなる赦しの光のもとへと進んでいく、一筋の道です。

その道を進もうとしている魂を、決して邪魔してはいけません。とりわけ、自分の魂を、自分で邪魔しないように・・。


共に祈りましょう。

主よ、まっすぐな道を歩ませてください。右にも左にも逸れずイエス様につきしたがい、古い私に死んでいき、新しい私として生きることができますように。
2019. 07. 25  
次主日は、使徒言行録13:4-12を分かち合います。

ここには地方総督セルギウス・パウルスの回心という、大事な出来事が記録されています。

魔術師バルイエスという、いかにも怪しい人物も登場します。実際は、それほどいかがわしい存在ではないのですが・・。

彼は、キリストの道に対抗して、総督を「この信仰から遠ざけようとした」とあります(8節)。

このことに対して、パウロの怒りが炸裂します。そして10節の言葉となる。

「ああ、あらゆる偽りと欺きに満ちた者、悪魔の子、すべての正義の敵、お前は主のまっすぐな道をどうしてもゆがめようとするのか。」

こんなに言葉を尽くして非難しているところも珍しいです。


原文だと「あらゆる偽りとあらゆる欺き」とあって、「あらゆる」が2回繰り返されてますから、よっぽどの強調です。

「満ちた」とあるのは、「いっぱいで、はち切れそう」という言葉。使徒言行録では、「聖霊に満たされ」という風に使われること多い。

でもここでは、「お前は、ありとあらゆる邪悪に満たされて、はち切れそうになっている」と・・・、えらい言われようです。

「悪魔の子、正義の敵」とありますが、「悪魔」という語は「誹謗・中傷する」という動詞に由来します。

ですから元来は、キリストの正しい道を中傷して、それを求めようとする純粋な熱心をくじく悪意のことを言うのです。

今日は時間が来てしまいましたので、また明日、「主のまっすぐな道をゆがめる」を分析してみましょう。


とにかく分かるのは、キリストの道を求める純粋な熱心を邪魔するものに対して、パウロははげしく怒っているということです。

そういう魔術師が、わたしたちの周りにもいるかもしれません。

いや、私たち自身が、私たちの純粋な熱心を邪魔する魔術師になってはいないでしょうか・・・。


共に祈りましょう。

主よ、私たちを信仰から遠ざけようとする敵が、いかに多いことでしょう。私の外からも、内からも、邪魔をする声が聞こえてきます。主よ、わたしはあなたのまことの中を歩みます。御名を畏れ敬うことができるように、一筋の心をわたしにお与えください。
2019. 07. 17  
先の主日の使徒言行録10章のメッセージは、耳が痛いものでもありました。

神が招いておられる者を、「汚れた異邦人」だからと拒むようなことがあってはならない。

言い換えると、うちの教会にはふさわしくない、救いから遠い存在だといって拒むようなことがあっては断じてならないというメッセージでもあります。

日本では、キリスト教人口は実質0.5%以下でしょう。99・5%クリスチャンでない「異邦人」に囲まれています。

その眼差しは時に非常に冷たく、敵意を覚えることもしばしばです。

そういう中で、どうしても教会は自己防衛のために閉じこもりがちになりますし、外部との接触を恐れてしまうこともあります。

一方では、一人の罪人の悔い改めが喜びなんだと言いながら、もう一方で、本当に救いが必要な罪人を遠ざけてしまうことがしばしばある。

教会に来る人には色んな人がいます。

文字通りの罪人、犯罪者もいれば、心の病に苦しんでいる人、貧困にあえぐ人もいる。これからは、外国人労働者の方も多くあるでしょう。

今お前は、そういう方々との接触を疎んじ、拒んではいないか・・と、主から問われる思いがします。

「どんな人をも清くない者とか、汚れている者とか言ってはならない」という神の言葉の前で、自分が問われる思いがするのです。

神はいつでも、救いの門を開いておられます。私たちと外の世界の壁を壊してくれます。


共に祈りましょう。

主よ、未知の人との接触を怖がり、内輪で仲良くすることに喜びと安心を求めてしまう私たちの貧しさを、赦し、憐れんでください。様々な新しい出会いを通して、私たちの心を作り変えてください。
プロフィール

茅ヶ崎の牧師

Author:茅ヶ崎の牧師
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