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2019. 09. 03  
配信を再開させていただきます。待っていてくださる方がいらっしゃるのは本当にうれしいことです。

先の主日は、使徒言行録20:7-12より、エウティコ青年の生き返りの奇跡についての記事を分かち合いました。

居眠りして3階から落ちて死んでしまったというのが、なんとも印象的に記憶に残る記事です。

でも大事なのは、彼が生き返ったということです。それも、主日の礼拝の最中に生き返ったということが大事ですと、申し上げました。

ここにあるのは2000年前の原始教会の、主日礼拝の集会の様子です。

私たちと同じように、パンを裂いて分ち合い、説教者の熱い語りに耳を傾けて、罪の赦しと永遠の命の福音を味わっていたのです。

死人が生き返る。聖書の中には、何度もそういう奇跡が記されますが、それはいずれも終わりの日の復活と永遠の命の喜びの「お味見」のようなものです。

今、私たちの教会の主日礼拝では、死人が生き返ることは無いかもしれない。

でも、永遠の命の「お味見」をさせていただいているのは、同じです。

主日の礼拝がなされるところ、そこには必ず復活の主イエスが臨在なさって、わたしたちに命を注いでくださる、そのように私たちは信じます。

その主の手に触れていただいて、霊的に死んでいた者たちが息を吹き返す。

これもまた、今も変わらず、毎週起こっていることであります。


共に祈りましょう。

主よ、死んでいる者ではなく、永遠の命の喜びに生きる者として歩みたいと願います。この9月から始まる、それぞれの新しい歩みに、信仰と希望と愛を満たしてください。
2019. 07. 26  
昨日の続きで、特に使徒言行録13:10「主のまっすぐな道をゆがめようとする」という言葉に深まっていきましょう。

「ゆがめる、曲げる」という言葉は、直前の8節の「(信仰から)遠ざけようとする」というのと同じ語です。

また使徒言行録20:30では、「邪説を唱えて弟子たちを従わせようとする者」がきっと登場してくるから気をつけなさいと言われています。

「ゆがんだ教えを語って、弟子たちを自分の方に引っ張り込もうとする者」という言葉です。

こういう言葉に触れて思い出していたのは、アメリカでたくさんの若い人を集める教会で語られる、地上の幸福のメッセージです。

神を信じれば、富や名声が与えられる。与えられないのは、あなたの信仰が足りないから・・・。

こういう教えのどこに魅力があるのか、正直言って私にはさっぱり分かりませんが、たくさんの人が来るようです。

でも、これは「ゆがんだ教え」です。聖書に示されるキリストの道は、そういうものではない。


「まっすぐな道」、これは面白いのですが、使徒言行録9:11では、「直線通り」というストリートの名称として出て来ます。

それは、ダマスコの街を東から西へと貫く道であり、あのサウロの家があったところです。

サウロはそこで、三日間の闇の中を祈って過ごし、やがて回心し、大伝道者パウロに生まれ変わります。

キリストのもとへとまっすぐに向かって行く道は、そのようにして、悔い改めの苦しみを通るものでもあるのでしょう。

それは、大いなる赦しの光のもとへと進んでいく、一筋の道です。

その道を進もうとしている魂を、決して邪魔してはいけません。とりわけ、自分の魂を、自分で邪魔しないように・・。


共に祈りましょう。

主よ、まっすぐな道を歩ませてください。右にも左にも逸れずイエス様につきしたがい、古い私に死んでいき、新しい私として生きることができますように。
2019. 07. 25  
次主日は、使徒言行録13:4-12を分かち合います。

ここには地方総督セルギウス・パウルスの回心という、大事な出来事が記録されています。

魔術師バルイエスという、いかにも怪しい人物も登場します。実際は、それほどいかがわしい存在ではないのですが・・。

彼は、キリストの道に対抗して、総督を「この信仰から遠ざけようとした」とあります(8節)。

このことに対して、パウロの怒りが炸裂します。そして10節の言葉となる。

「ああ、あらゆる偽りと欺きに満ちた者、悪魔の子、すべての正義の敵、お前は主のまっすぐな道をどうしてもゆがめようとするのか。」

こんなに言葉を尽くして非難しているところも珍しいです。


原文だと「あらゆる偽りとあらゆる欺き」とあって、「あらゆる」が2回繰り返されてますから、よっぽどの強調です。

「満ちた」とあるのは、「いっぱいで、はち切れそう」という言葉。使徒言行録では、「聖霊に満たされ」という風に使われること多い。

でもここでは、「お前は、ありとあらゆる邪悪に満たされて、はち切れそうになっている」と・・・、えらい言われようです。

「悪魔の子、正義の敵」とありますが、「悪魔」という語は「誹謗・中傷する」という動詞に由来します。

ですから元来は、キリストの正しい道を中傷して、それを求めようとする純粋な熱心をくじく悪意のことを言うのです。

今日は時間が来てしまいましたので、また明日、「主のまっすぐな道をゆがめる」を分析してみましょう。


とにかく分かるのは、キリストの道を求める純粋な熱心を邪魔するものに対して、パウロははげしく怒っているということです。

そういう魔術師が、わたしたちの周りにもいるかもしれません。

いや、私たち自身が、私たちの純粋な熱心を邪魔する魔術師になってはいないでしょうか・・・。


共に祈りましょう。

主よ、私たちを信仰から遠ざけようとする敵が、いかに多いことでしょう。私の外からも、内からも、邪魔をする声が聞こえてきます。主よ、わたしはあなたのまことの中を歩みます。御名を畏れ敬うことができるように、一筋の心をわたしにお与えください。
2019. 07. 17  
先の主日の使徒言行録10章のメッセージは、耳が痛いものでもありました。

神が招いておられる者を、「汚れた異邦人」だからと拒むようなことがあってはならない。

言い換えると、うちの教会にはふさわしくない、救いから遠い存在だといって拒むようなことがあっては断じてならないというメッセージでもあります。

日本では、キリスト教人口は実質0.5%以下でしょう。99・5%クリスチャンでない「異邦人」に囲まれています。

その眼差しは時に非常に冷たく、敵意を覚えることもしばしばです。

そういう中で、どうしても教会は自己防衛のために閉じこもりがちになりますし、外部との接触を恐れてしまうこともあります。

一方では、一人の罪人の悔い改めが喜びなんだと言いながら、もう一方で、本当に救いが必要な罪人を遠ざけてしまうことがしばしばある。

教会に来る人には色んな人がいます。

文字通りの罪人、犯罪者もいれば、心の病に苦しんでいる人、貧困にあえぐ人もいる。これからは、外国人労働者の方も多くあるでしょう。

今お前は、そういう方々との接触を疎んじ、拒んではいないか・・と、主から問われる思いがします。

「どんな人をも清くない者とか、汚れている者とか言ってはならない」という神の言葉の前で、自分が問われる思いがするのです。

神はいつでも、救いの門を開いておられます。私たちと外の世界の壁を壊してくれます。


共に祈りましょう。

主よ、未知の人との接触を怖がり、内輪で仲良くすることに喜びと安心を求めてしまう私たちの貧しさを、赦し、憐れんでください。様々な新しい出会いを通して、私たちの心を作り変えてください。
2019. 07. 16  
先の主日には使徒言行録10章のコルネリウスの回心について分かち合いました。

ユダヤ社会にあって「汚れた外国人」として遠ざけられながらも、聖書の神に焦がれ、熱心に求めたコルネリウスです。

そのような、創造主への熱心が自分の内に沸き起こるのは、少しも不思議なことではありませんと、説教でも申し上げました。

人間はみな神のかたちとして創造され、本来、神に近く、神と共に生きることを喜びとする者として生まれてきました。

今は、罪への堕落ゆえに、人はみな神からはぐれてしまいました。

勘当当然で家出したまま、帰るに帰れなくなってしまった放蕩息子・娘です。

でも、誰もが生まれ故郷に対して何かしらの感情をもつように、魂の故郷である神への思いが、どんな人にもあるのです。

だからこそ、「あなたがずっと求めていたのは、この神様のもとに帰ることだよ」と、聖書から教えられた時に、深く安心するのです。

ただ、残念ながら私たちの心はねじけてしまっていて、コルネリウスのように素直に熱心を表すことができないことしばしばです。

特に現代日本人は、何重にもねじれてこんがらがってしまって、神への偏見、宗教への偏見に満ちています。

心に何層ものバリヤーがかかっています。

この国にいると、そうなってしまうのでしょう。現に、外国で生活されると素直になって、その地の日本人教会で信仰を持たれる方は大変に多いです。

本当に特殊な国だと思います。神様は、日本人に対して偏見がないのに、日本人のほうが偏見ばかりなのですね。

「ペトロは口を開きこう言った。『神は人を分け隔てなさらないことが、よく分かりました。どんな国の人でも、神を畏れて正しいことを行う人は、神に受け入れられるのです。』(使徒言行録10:34-35)」


共に祈りましょう。

主よ、この国にいながら、あなたとの出会いを与えられて、イエス・キリストとの命の交わりへと導かれたこの身の幸いを、心から感謝します。あなたのもとに帰ることができて、私は本当にうれしいのです。主よ、まだはぐれたままの子どもたちを思って、あなたが胸を痛めておられることを思います。今日も、帰ってくる者が起こされますように。
プロフィール

勝田台の牧師

Author:勝田台の牧師
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